劇場から帰って玄関を開けた瞬間に後輩さんから電話が掛かってきました。
後輩「今池袋に居るんですけど」
…エー。
後輩さん達は今年就活なのでこちらから誘うことはしなかったんですが、ちょっと君たち行くなら誘ってくれよ!そうじゃないなら今日行ったって言うなよ!しかもこのタイミングで!どんだけハブにしたいのよ!
後輩「いや、劇場混んでて見たい時間見られなかったのでまだ見てはいないんですが」
と、いうわけで後輩さんがたとも見に行くことになりましたとさ。
イエーイポイント溜まるぜー。
というわけで螺巌篇を見てきました。
以下、ネタバレ感想です。
美しい最終回だった。
ジェッターズでもそうだったけど、物語として完成されることを喜ぶ気持ちと、結末に喜ぶ気持ちは必ずしも重ならないよなあ。
四話の冒頭の謎は解けたけどブータ系列は多元宇宙だったと解釈していいのかな。
前半戦:
一応解ったような気がするんだけど気がするだけ。
値がでかすぎると飲み込むのに時間かかるからスピーディーな戦闘には向かないという結論。
つまり自分の脳の処理能力が極端に低いのな。
:
自分だったらこういう理論展開された時には明日のために今を諦める方向性に収束するので、シモンたちの突き抜けって実はよく解らないのかも。
いや物語とか精神性とかの意味では解ってるけど、実感としてと言うか。
ウルトラマンブータ:
おい伏線回収!
螺旋を描く物語なので「シモンに手は出させない!」はいつか出ると思ってたけどブータか。
しかしこのブータ、ヴィラルに容赦なさそう。なんとなく。
この少年が兄貴の股間に貼り付いてたりヨーコの乳に挟まれてたりシモンの風呂係だったりしたのかと思うと割合壮絶。
ロージェノム義父上の特殊な螺旋力:
ニアの身体の構成を元に戻すための伏線か?
アンチスパイラルの口許:
下向きに矢印が出てる=反螺旋?
シモンと兄貴:
来るよなーというのは目に見えていたので落ち着いて見てしまった自分がどうにも。
背は抜かしてたか。演出としてやるだろうなと思ってたけど、3部シモンはヨーコとさほど身長が変わらなかったような…ヨーコも伸びてるのか?(あ、女の人はヒール分が入るのか)
シモンの顔つきとか喋り方がおそらく意図的に変えられていて、やっぱり四部は彼なりに追い詰められていたんだろうなと。
ロシウもそうなんだけどシモンは子供でいられなかった子供なんだよなあ。自分で道を掴み取ったヨーコに比べ、何となくこの二人は痛々しいイメージが拭えない。
ちんぴら:
面白いのがこのチンピラはチンピラで正論を言っていて、青臭くて幼くて愚かで素直で直線にも程がある兄貴と同じくなんか筋は通ってるってところか。
本来生き抜くってそういうこと含むよな。カミナが異常だっただけで。
でも指輪を渡すのはどうかと思う!
ニアの指輪というキーアイテムなのは確かだが、でもあれ婚約指輪…なんだ狙ってるのか。
:
カミナの進めに中身を与えたのはシモン、シモンのエネルギーにベクトルを与えたのはカミナ。
同時に、彼等はどうしようもなく螺旋の運命に巻込まれていった。
禍福は糾える縄のごとし。
シモン顔つきグレンラガン:
どう見てもGガンダムです。
来週は絶対ラブラブ天驚拳。
光の柱:
ロシウを発見しておおいたいたと思ったら、後で兄さんに流石目敏いなとか言われました。
でもあのカット大きいから一番見つけ易いんじゃないかと思うよ兄さん。
ヨーコ:
テレビのチャンネルを回してるのがカミナなんだよなあ。
有り得た可能性を呈示しているのが彼というのが意味深。
つまりヨーコにとって(シモンにとってそうであるのと同じように)カミナは外の世界への扉だったんだな。そしてもう彼女は、自身がその扉をくぐり抜けてしまったことを知っている。
ところで彼女だけが一つの世界ではなく様々な世界を「見て」いる。
これはやっぱり、彼女は彼女で特殊な立ち位置というか彼女が一人だけ独立した「ヨーコの物語」を構成しているということの暗示なんだろうか。
メインヴィジュアルの五人の中で、兄貴とニアは言うに及ばずヴィラルもまたシモンの物語の中に統合されている(ロシウも勿論)けどヨーコはシモンに寄り添いきらないというか位相が微妙にずれているというか、そういう印象があったので。まあ変な考えか。
ヴィラル:
嫁さんはリューシュなのか?
多元世界は別に妄想そのものって訳じゃないけど、本人が認識しやすく溺れ込みやすい世界に引きずり込まれてその世界の自分と同化することにより自己としての認識能力を失う→もともとの「自分」は消失、て流れだと解釈すればやっぱりあの人もヴィラルの知人以上の誰かだったのだろうと思うけど。
しかし螺旋力が無くて子供作れないヴィラルが妻子の居る世界に引きずり込まれるとか…一番容赦なかったのはむしろここか。
先週時点ではチミルフとアディーネ夫妻が出るかなと思ったりもしてたんだけども。
わかったわかった:
獣とか子供に弱いキャラっていうのが好きでしてね その
ブータの螺旋力:
ここは想像通りの展開を持って来たなという感じ。
どうでもいいけどヴィラルは本当デレキャラって奴に大変身したもんだ。
キタン:
キタンに関しては姉妹一同の台詞回し含めカミナの別バージョン的なキャラだと了解していたので、そこら辺をこういう形で集約してきたかと思うとまあ納得するしかない。
全然嬉しくないけどな。
ヨーコ:
カミナは彼女に守るべき子供達を与えてくれた人間で、キタンは子供達の未来を守ってくれた人間だという解釈。
でも気の毒なことに代わりは無いな、なんか色々割りを喰っちゃった感が拭えなくて。
キヤル:
バチカの設定上、どうもキタンと血が繋がっていないとも読めるのでキタンとくっつくのかという可能性も考えたんですが…まあそれはやっぱり無かったねと。
ゲッター:
ジョーとゲッターとドリルです。
先週・今週:
なんだかキャラクターの扱いがパーツ的に見えて、まあそれは物語である以上当たり前のことだけど、それがやけに見え見えのような気がして落ち着かない。
14話でも似たような感触が(続く15話に至るまで)あったけど。
グレンラガンの尺不足が螺旋構造の物語を余計システマチックに感じさせているのやも。
きっと捻くれた自分だけにとっての感触だなあ、なんで素直に見ないんだろうこの脳みそ。
衣装:
流石キャプテンガンダムの口にも二回で慣れた俺、なんともないぜ!
まあ動いてると印象変わるというのもあるんだろうが。
それはともかく、シモンの腹のアレはサラシ、ベルトはアニキのベルトってとこまでは解ってたんだけど喉のアレはヨーコのネックウォーマーオマージュか?というのに水曜辺りに気付いた。鈍い。
(シモン):
ガイナまたか!
死に様:
14話辺りと同じ臭いがするぜ…心に入ってこないぜ…
遺志:
ロージェノムかなと思うんだけどねえ。
ブータは今回何故か艦橋居残り組なんだよなあ…
タメ:
このアニメに関しては、苛々するところも演出の範囲なんだろうなあという解釈をすることにしています。
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