意外とすらりと見てしまった自分に吃驚
早よ次のシーン!みたいな感じでなにがあったんだ自分
休ませてあげましょう:
カミナの命と引き換えに大グレン団にやってきたダイガンザン=ダイグレン。
手塩にかけてメンテしてきたことも含め、リーロンには思い入れ満載だったんだろう。
カミナ共々、手にかかる子だと思ってたのかもなあ…。
ロシウとシモン:
この関係描写の希薄さは三部への引きなんだろう。
が、しかし、それにしては兄貴の言葉を引き継いで語りかけるだけの背景描写がなく台詞が浮いてしまっているのが難点。
総話数の少なさ故の詰め込みとテンポの良さは表裏一体、良くも悪くもあるのだという印象。
大グレン団:
ぶっちゃけこの人達は勢いで集合して結成された部分が多いのでこれからそれが構造化されていって、でも構造化されると感情の滑り込む余地はどんどん(良くも悪くも)減っていって、そんなんでまた違和感が生まれ不協和音となっていくんだろうなあとか感じる。
一途な思い:
戦ってそれで犠牲が出たとしても、最善策/自分達の未来を自分達で掴みたいシモン。
規定に従い戦って出る犠牲を減らしたい、枠の中であっても平和に生きる次善策を採ろうとするロシウ。
二人が突っ走ってそれぞれ壁にぶつかって、友情を取り戻して壁をぶち壊す…という展開が見たいところなんだけども。
0か1か:
詰め込みの為に表現を極端にしてるってことなのか。
14 7月1日
…13.5話が欠けてるんじゃね?的な勢い
もう描き出すことが多くて脚本はいっぱいいっぱいだったんじゃなかろうかこれ
一ヶ月:
妥当な時間なんだけども。いや妥当なんだけども。
一瞬、兄貴の墓に勝利報告(一ヶ月後)→一ヶ月前テッペリン攻略戦、と巻き戻し構成になるのかと…
ギミダリシモン:
7話では元気づけられていたシモンが今度は元気づける側に。
判りやすく良い描写。
キヤル:
合体時、搭乗位置はどこに…?
黒の兄弟四人は俺を誰だとだの合体だの十倍返しだのそういう台詞を意図的に言わされてんなあ。
任せた、ロシウ:
シモンの すごい 丸投げ
尤も、職人気質であることを考えると、シモンにとっては「仕事を任せること」それそのものが最大の信頼表現なのかもしれない。
…この言葉足らずさが悪い目に出そうでなあ…
「俺と兄貴のグレンラガンが」:
シモンー!ロシウロシウ!!
あんたさっき回避行動丸投げしといて!
変なところがカミナに似てきたよこの子
この台詞はある意味順当(グレンは目に見える形で遺されたカミナの象徴の一つであり、彼の棺でもある)にもかかわらずやけに引っかかるのは、やはりロシウとシモンの関係性描写が無い、というこの一つに尽きる。
ロシウがシモンを気にかけている描写は多いけれど、シモンからロシウにというものは明確な描写が(おそらく)意図的に省かれている。
ロシウは小さい子達の面倒を見てきた所謂お兄ちゃんタイプの子なので、シモンから無意識の甘えの対象として認知されているのかもしれない。
この無意識の甘え、子供っぽい傍若無人さ、ロシウへの感情を明確にしていない点、などは3部におけるシモンの挫折に繋がる可能性も。
グレンに乗る乗らないをグダグダ言ってる程状況は甘かねえ、ロシウはシモンを気にしてて腕も立つからグレンにのってんだ!と言われてしまえばまあぶっちゃけそれはそれでも構いはしないのだが。グレンを特別視し過ぎるのは視聴者がカミナの影に引き摺られている、とも言う。
実際、あの台詞言われたとして自分がロシウでも絶対にカチンとは来ないしむしろ当然だと受け取るし
シモンはパートナーへの気遣いが出来るほど成長してる訳でもないし(あと半分あるんだから伸びしろも必要)
結局、「変わるなら今しかねえ!」という兄貴の台詞は兄貴の死後にこそその効力を発揮し、今シモンという子は再構築中・育てなおし中、ということなのかも。
援軍:
公式設定記述から見ても地上で暮らしていた人々は居る。リットナーでの発言から、資源は再利用している。にも関わらずカミナが行うまでろ獲はなかった。
地上の人間は学習無力の状態にあったということか。
地下育ちのカミナだからこそ常識を覆すことが出来た、と。
シトマンドラ:
鳥頭いいとこねぇー
演説:
ニアのシモンへの天然内助の功っぷりは見せ方が少し解りづらいか
ニアの演説でグアームの注意が逸れて、グレンラガンが地中に潜る余裕ができた、でいいんだよな…?
ニアのシモンへの信頼はピンチの際に救ってくれたことからきているのだろうが…雛へのインプリンティングに近く見えるのがやや怖い。
父親からシモンへと存在依存が移ったような。
ニアがニアとして物を考えていることは歴然なので勿論穿った見方だけれども。
幼児的万能感をシモンに投影しているような感触がぬぐえないんだよなあ…シモンが弱っていた時のこともニアは知っているから意地の悪い考えをしているだけだけども、どうも根拠が明示されないのが気になる。
シモンの才能は、最近すごいってだけで裏付け弱い感じになってるからそこと被って嫌な予感がしてるのか。
ものすげぇいいかげんだけども:
シモンは他者との距離の取り方がいまいち解っていない子なのではないか?
親しい人、全面的に信頼している人には一方的に心を預けてしまう(相手が認識しているいないに関わらず)ところがある、と言うか。
両親を失って初めて心を開いた相手がカミナだから、もしかしたら「自分以外の人は、他者感情を汲み取るのに長けている=言わなくても、どうせバレちゃう。言わなくても、平気」みたいなスキーマが出来ているのかも。
あとは、子供の頃から仕事によって居場所を得ていただけに「仕事をちゃんとこなしていれば取り敢えず大丈夫」的な思考が染みついているのかもしれん。
そう言う意味では、仕事すらまともに手につかなかったカミナ死亡直後というのはマジどん底だったのだろうけども。
カミナとシモンの友情は、ヤンキーとオタクの友情に近いのかもしれんなあ。
結局の所:
下手に裏付けを欲しがる自分の穿った視点が全て悪い。情報を素直に受け取って見るべきだなあ。
理屈っぽくていけねえや。
話数が限定されているんだから焦点絞るの当たり前、捨て回皆無の状況で文句もクソもだ。
まあ、旨い飯を食い足りねえって騒いでるようなもんだわな。
仕事:
シモンもしてなくね!?
この子、やはり得意なことは得意な人にというスタンスっぽい。職人だから分業思考なのか。しかし一人で寝転がってていいのかい。
食べてないんだって!?:
ヨーコが聴いて回ったのか、別の連中がヨーコに漏らしたのか。
なんにせよ、ヨーコに対してシモンの話題を積極的に持ち出して良い状況だと周囲が認識している。
飯:
小食になっているのは、口に合わなかったから?
それとも精神的ショックを引き摺っている+リーダーとしていつも動ける状態でいなくては!という気負い?
口に合わなかったからあまり食べない、というのは6話を見ている限り無いと思うのだが…温泉郷ではヨーコも同じ物を口にしているし、先に来ていた三姉妹も食べていたようだから(カミナは限りなくシモンと同じ食生活で育っているはずなので味覚の比較対象にはならない)。もしこれで温泉郷の料理にマズイ、という描写があれば獣人たちの味覚が人間とずれているからニアの宮廷料理がああなってしまうという説明になるけども。
やはり食という三大欲求もしくは生命維持行為を未だに拒否している=兄貴の死を引き摺っている、と。空を眺めるのもそう考えると意味深(空の向こうは目的地、かつカミナの髪の毛の色は空色)。
最後のシーンでうまい!と言いながら飯をかっこんでいるのは、シモンもまたヨーコとの関係を取り戻したことでカミナの居ない世界で地に足つけて生きていけるようになったという表現なのかも。
ヨーコの蟠り:
これに関しては前回解りづらかったところをナレーションが手堅くまとめていた。前回もう少し示していてくれても良かったようには思うが…なにより、ヨーコがカミナに関して言及していない。
今回の最後の告白のために取っておいたのだろうけれども。
カミナに関する個人的な感情の行き場がニアに対する攻撃意識として消化→それが消えた、ことによりやっとシモンと向き直れるようになった…ということでいいのかな。
少なくともある程度カミナのことを割り切れていないとシモンの隣に立つことも辛い、と。
お姫様:
これはシモンがものすごい失言。前回ヨーコに対しても失言(「やめろ!」)してますが。
仕事は適材適所、という職人思考のシモンにはニアはニア本人だけどそのニアの仕事はお姫様、という認識でもあったのか?まあ姫の仕事なんざ解ってないんでしょうが。王女ってなにって言ってたしなこいつ。
ヨーコのお説教:
かつての面倒見の良いお姉さん、復活。
登場して耳引っ張って去っていくシーン(ニアの私のお仕事!まで)で飯が十杯食えるっつーの。
リーロンのフォローぶり:
見事すぎてびっくりする。ここでヨーコの心配をし、ああでもシモンとヨーコの関係はもう大丈夫だなというのがラスト付近のカットと言うことか。
今回多少作画の人がリーロン苦手だったのかいつもと顔が違いますねビューティフルクイーン。
一人には出来ない:
カミナはシモンに発破をかけつつグレンの操縦
ロシウはシモンの読めない計器を確認
ではヨーコは?
本来的には乗る意味が無くても乗り込んでいる。
カミナの死後、自分に手一杯で変な影響を与えるよりはと離れて居た分、1~5話辺りでの「この子は守ってあげなきゃいけない子供」という認識に揺り戻しが来ているように見える。
7話でカミナがシモンを太陽の下で平穏に暮らさせてやりたい子供の一人として数えていたのもおそらく影響している。
あるいはヨーコも、シモンとは違うベクトルで「自分がカミナ(の代わり)にならなくちゃ」と思っていたのかもしれない。
ブータ:
ますます確固たる意志があるっぽい生き物に…お前もグレン団の一番最初のメンバーだもんねと思うとまた重い。
リーロンとブータは良いポジ持っていくなあ。
グレン団の戦い方:
シモンはそうとう機転の効く子だけれどまだ指揮能力が低い。
故にグレン団の戦い方は結局カミナ指揮の時代と同じいきあたりばったり。
それでもクルーが優秀(というかリーロンが凄い)なのでなんとかはなっているけれども。
ダイナミックで楽しいけれど見ていて不安な戦い方…まさに、カミナ。
シモンの他者呼称:
元は完全な年上にはさん付け→荒れてた頃に呼び捨て→そのまま呼び捨て
死:
シモンはカミナのライバルの前でそれを告げ、ヴィラルはカミナの弟分からそれを聴く。
そしてカミナの恋人だったヨーコがそれを見ている。
辛いな。
ガンメンの訓練:
9話のロシウの表現といい、今回のヨーコといいキヨウキヤルといい、皆やってるってことか。
シトマンドラ:
派手さを裏切り割と普通の人だ…しかし今回のヴィラルは前回の有能っぷりが嘘のよう。
個人的な復讐にかまけてしまっているという描写か?
ヴィラルか!:
発音違くね!?
直接射撃:
え、なにその危険な戦術
と思ったけど、エンキドゥはコクピット剥き出しなんだった。
ヴィラル、壁面コンソールの表示を失ってるって相当負担なんじゃないだろうか…操縦系が随分変化しちまってるはずだよなあ
シモンは敵の腹の中なんだぞ!:
ほんとこのお兄ちゃんはすごい素直キャラだのう。
言っちゃいけないことを言ってしまう子供っぽさとか、とにかく仲間を純粋に心配したりとか、ポジション配分が上手いな。
お互いの蟠り:
ヨーコにしろシモンにしろ、お互い別ポジでありながら「カミナの一番」を争っていた部分はあるように思う(ヨーコ側はより明確。「敵わないなあ」がその裏付けになる台詞ではないかと)。
「好きだった」「知ってた」のやりとりは、お互いのカミナの中での位置を確認し、遂に認め合ったということなのかもしれない。
特に、ヨーコは今までシモンのことをカミナというフィルタを通して見てきた部分が大きいから。…或いは、一度距離を離したのはカミナの居る状態でのシモンしか知らない彼女にとって居ない状態のシモンが「知らない人間」に見えたのか。
ところで「好きだった」のシーンは夕方やね。カミナ=青空、シモン=夜空、ヨーコ=夕焼け、ニア=朝焼け、の頭髪イメージ色はあながち間違った見解ではなかったのかな。
ヴィラル:
世界の核心ルートを辿るのがヴィラルになるとは。流石メインビジュアル5人に選ばれているだけのことはある。
とはいえ気になるのは螺旋王の反応。自分は何故産まれたのかと問うたニアは捨てられたのに…?
ニアは獣人ではなく人間だという印なのか。
それとも、彼女にもまた時間の限界が存在するのか。
ロシウ:
おいおいまさか獣人だったフラグじゃねえだろうなと思ったらそんなことはなかったぜ!
シモンとロシウの友情フラグはロシウ側からは立ってますがシモンからも多少応えてやってほしいところ。
雑感:
ニアは新しい世界の象徴
ニア=新世界はヨーコもシモンもありのままに受け入れてはくれるけど、でもその新世界で素直に生きていくことがヨーコは出来なかった(もちろん、シモンも)。
先にニア(カミナのいない世界)を受け入れたシモンがヨーコは辛かったのかも
先週の大グレン団への怒りは根は同じ
ただカミナとの繋がりがシモンは特別だから
さらに一人では戦えないシモン(というヨーコの中のイメージ)もまたカミナがいた頃の最後にして最大の残り香
カミナの回想、その裏側のシモンの回想を聞く限りでは二人はセットという考えからは脱却できない
好きだった、という過去形なのは遂にカミナの死んだ世界での自分の立ち位置をみつけた、ということでは
リーロンが、ニアを受け入れたヨーコを心配していたのはヨーコがまだ無理をしてたことの表れ
かつシモンとヨーコがカミナを通さない互いの関係をやっと掴んだことを知ったから安堵
*解りやすく落ちて、それからリーダーになったシモンと違い、己を律することに慣れすぎていたヨーコ
→おそらく脚本の人と自分の、台詞取捨選択における趣味が合わないのが今回地味に引っかかる点が多い原因。
13話と比べてみても戦闘時のシモンの台詞がキツイことを考えると、メリハリの為に極振りで台詞を選ぶタイプなのかも。0か1かで曖昧さがないから、解りやすいと言えば解りやすいよね。
:ヨーコの水着
カミナが生存していればまず間違いなくパレオをめくってくれたであろうことにハンカチ噛みしめ。役に立たんぜ大グレン団め。
:第三艦橋撤退
ギミーはちゃんと、ダリーを先に逃している。
:ダヤッカの反応
ダヤッカも制止側に回っているのは、彼にとってヨーコが年下の女の子(被保護者)だからか。
仲間を守りたいと努力と無茶をするヨーコを知っていて、かつカミナの死亡以降一生懸命自分を奮い立たせている彼女を知っているからこそ、ヨーコが「汚れ役を請け負おうとした」可能性を考えた?
:シモンの反応
ヨーコを制止。
9~11話でヨーコがシモンの自力復活を信じようとしていた(11話冒頭はやや3話での反応がぶり返しているのかもしれないが)のに対し、この仕打ち。
せめて名前を呼ぶだけに押えておいてくれれば…
作中の表現としてあえてニアの信頼という力を示しているのは解るのだけど。
シモンとヨーコに関しては8話以降わざと距離を離している(まともな会話が存在しない)ので、グレンに乗るらしい13話で戦友としての絆を取り戻すのか?
:シモンの口調
戦闘時のみカミナに近いものに。
シモン自信の根っこの気性は荒い(一度切れるとカミナでも手を焼くという紹介文、及び1話のニヤリ7話のペロリ)ので、「兄貴にはなれない」「自分は自分」と考えるようになったことで逆に兄貴に近い素の部分(カミナが存在したことで蓋をされていた部分)が露出を始めたか。
とは言え演出としては唐突な気がする。
*後の13話ではやや荒っぽさが抑えられていた。あっちの方が段階を踏んでいるように思える。やはり12話は自分と脚本の人の趣味が合わないのだろう。
:シモンの出番
全体的に少ない。とは言えカミナ生存時もカミナ描写のためシモンの出番はやや少なめだったので、ヨーコ+ニアの話である今回(…その割に描写が荒い気はするが)、出番が少ないのもむべなるかな?
まあ元は割合控えめだったシモンが、大グレン団の面子に混じっているだけで進歩か。
とは言え戦闘中以外のシモンの扱いが今のところどうなっているのかは微妙なところ。
:リーロン、ロシウ
働き過ぎ。この師弟のお気遣いの紳士(淑女)っぷりには毎度感動する。
:ロシウ
今回、女子側友情話であったのは確か。一方で少しは男児側友情描写があるかと思ったのだが、あんまりない(敢えて言えばリーロンの説明を受ける時に二人の距離が近い)。
次回ヨーコがグレンに乗る=シモンとヨーコの関係改善話、であるとすればロシウの立ち位置は…?少なくともロシウが乗れないという状況が生まれる筈なので、そこに期待。
全ての関係がカミナを通して作られていたので、2部はそれの再構築に時間を費やすのだろうか。話数的に都決戦も近いのだが…
「ジーハ村に帰った方が良い」:
これは正論。戦争してるんだから志気を下げるような人間は居ても困る。ラガンも動かないし。むしろ、死なせないために戻れというのは優しさでもある。
ジーハ村にはシモンの出来る仕事もある訳だから。
「甘やかさないで」:
やっぱりヨーコは姉(母)ポジだなあ。シモンの復活を願いつつ、2話の時のようなシモンに対する疑念が少し湧いているのかも。それもそうだ。
彫っているシモンを覗く面子が諦めというより「気の毒な人を見る目」なのがまた。彼等は全員、グレン団だった頃に関わってる人(というかキタン以外はグレン団だとカミナに認められた人)。
一話で地上に出た時は夕方。太陽と月が両方見えている。カミナが月に拘っていた一方で、このシーンのシモンとニアの背景は青空=太陽の下。
やはりカミナ=月、シモン=太陽が比喩対象なのでは?
11話回想はカミナという月を輝かせていたのはシモンの光だった、という見方も出来る。
それと頭髪。カミナは青空、シモンは夜空。ヨーコは日の入りの茜、ニアは夜明けの光…というのは、ちょっと考えすぎか?
ロシウの反応が…。心配してたんだなあ。
合体直前の体勢立て直しはシモン復活により彼に「気合いが入った」ことによる出力上昇?
リーロンも相変わらず良い役所。キタンの失言に受け皿を用意し、シモンの覚醒に頷いて。更にラストの台詞。真っ直ぐ進むだけ。この人もグレン団の初期メンバー。
もう、シモンを殴りに来る兄貴はいない。
たどたどしい口上は今後の伸び代の表現か。
シモンのした仕事は、「諦めた大グレン団に道を示した(正にカミナに求められていた役目)」、「一足先に艦橋に飛び込んで命令系統を混乱させた(これは僥倖)」、「(ロシウとニアも乗っていたが)単体で四天王を撃破(チミルフはカミナの命と引き換え、アディーネは全員総掛かり+ダイガンメンまで動かした)」。
急に見えるかも知れないけれど、大グレン団の連中が一目置くようになるのも当然。あと、一番カミナを失って落ち込んでいた子が、一番早くカミナを吹っ切り(というか、カミナの死に引き摺られていた自分を建て直し)、カミナの遺志を継ぐと明確に示した(キタンのシーンを見ても解るようにやはり大グレン団も引き摺ってはいた)こともポイント高いかと。
シモンのヨーコに対する感情は憧れに近かった(シモンは母親を早くに亡くし、女の子達からは変人扱いだったので自分に対し優しい女性というのがほぼ初めてだった)
動揺したのは一番親しい筈の兄貴が恋人作った上相手がヨーコだったから弾かれた感覚があった
でもあまりにも動揺したもんだからシモンは自分が恋してるのか?と自問自答
→答えが出ずに「なんでこんなことくらいで」
というのは穿った見方だろうか
9,10話ではニアを助けるためには死んでもいいと思ってた(生きようとしていない)シモンが、11話では生き残らなければニアを救えない状況に陥った
→生き残るために自分の一番の技能である穴掘りを使う
→自分は兄貴にはなれない、けど自分には自分の能力があるんだと実感→散々兄貴像制作で噛みしめていたであろう兄貴の言葉も実感
→自分を信じる!で、ラガンがシモン復活を認知 かなって
ある意味で自分は兄貴を吹っ切らなくたっていいんだ!兄貴を抱えて生きていけばいいんだ!みたいな納得の仕方をしたのかもしれない
下手したら集中しすぎでヨーコの回想は聞こえてないしね…
兄貴彫り自体は今までの兄貴との関係や兄貴の言動行動を思い起こしてたって感じで
今までの穴掘りと牢屋での穴掘りの違いは
「ニアを助ける」っていう明確な目的が有るか無いかの違いか
生き埋め事件の時も「助かりたい」という明確な目的がある
1話で単純に穴を掘っている時のシモンはなんとなくそれが楽しいから、宝物が見つかるから、自分にとってそれが得意なものだから…と割合無軌道であることが示されている。
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