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飯は喰いたし、眠気は強し。 そんな感じののらくら雑記帳。
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Posted by - 2024.05.03,Fri
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Posted by 中の人:狐或いは右端 - 2008.07.10,Thu

?「俺はこのアルバムを買わないことで林原の呪縛から解かれるんだァアアアアア!!」
って叫んでる同世代がいっぱいいると思うんですよね。
どうも今晩和、管理人です。
でも実はワシ、嗜み程度にしかスレイヤーズ見てなかったし読んでなかったし、オーフェンさんも読んでないんですよ。
多分ちゃんと読んでたあの時代のああいうラノベってあかほり系。セイバーマリオネットJとか、MAZE爆熱時空ですね。あと漫画版の完結により爆れつハンター小説版を完結させなかったのは絶対に許さないよ!なんだべな。
でも当時から擬音表現だけはどうも苦手だったんだよなあ(一行爆音とかで取るというアレですね)。
今も音の描写とか、あと喘ぎ声とかの使い方が下手ですね自分は。
文章というのはどこまで読んでくださる方とイメージを共有できるか、というのが非常に重要なファクターだと思うのですが、中学の頃それにこだわった結果ただの説明文になってしまったという、本当に筆力の無さが悔やまれる管理人であります。
文章上手くなりてえなあ。
…まあでも恩師にはそれ以前に、「君は本を読んだ感想や、自分がその文章を書いた、その理由をきちんと見つけなさい」とか説教されてるんですが。
そのとおりだ!
芯のない文章なんてただの文字の羅列だもんなあ。
へこたれたブログの文章に目を通して頂いて、本当に有り難うございます。
そういや「さすが、だいぐれんだん」にちょろっとだけ加筆したんですがあれ入れない方が混沌としたヨーコさんの気持ちが描写できてたかなあ…とこれもぐちゃぐちゃ悩んでます。
それ以前に更新一回につき五カ所ぐらいある誤字をどうにかしろ自分。


訳の解らない雑記になった!駄目だこりゃ!
駄目ついでにチミルフ様おにゃのこ・アディーネ様(男)の訳解らん文章を手直しして置きに戻ってくるかもしれません、しかし寝るかもしれん!
→付け足しました。しかしこれ本当性別逆転の意味がない、そうした分だけむしろ読み手さんを萎えさせている、惨いものだ。




別に性別逆転の意味は全く無く、文章上でそれに関する表現も削り気味なんですが(削ったところで端々に出るんだから意味ないよね)、脳内映像ではたゆんたゆんおっぱいのチミルフ姉御とドS我が儘アディーネ坊だったのでそういうことでよろしくお願いします。
いやなんていうか、ほら、管理人の性癖だよ!




振るった尾は避けもしない身体の肩口から胸元までをざくりと抉った。だが体つきのよい獣人の武人はそれに足下を危なくすることすらせず、自らを傷つけた相手を不思議そうに見つめる。
「…何を、そう荒ぶる」
胸下までに血を滴らせながら武人は問うた。平素であれば鎧の一つも身につけようが、今は気楽に纏った簡素な衣服にも赤が滲む。ただその身は鍛冶師の鍛えた鋼に似て傷は深さに比して薄皮一枚程度にしかなっていなかった。
だからこそ落ち着いて言葉を紡ぐ武人へ舌を鳴らし、同じ目的のために作られた存在は苛立ちのまま足下の草を踏みにじる。
「煩いメスブタが」
平然とでもしていれば美しかろう隻眼の獣人の尾が主の機嫌を示して宙をくゆった。罵倒は受けたものの戦うために作られた、目的を果たすための機能美を供えた身体は捉えようによっては紛れもなく美しい。しかしながら一般的な美意識からすれば武人は美女ではなく醜女の部類ではあった。
自覚がある獣人は危な気や悪口よりも足下で散らされた花に目を向け、矢張り落ち着いた言葉を重ねる。
「ブタ、よりはゴリラに近かろうが…して、何用か。アディーネよ」
己の美醜を素直に認めて駄々を諫める瞳がこれは確実に美麗な蠍の男へと向いた。黒々とした双眸の酷く素朴な色に怒気を吸い込まれそうになりアディーネはまたも地面をいたぶる。
「なにしてやがるはこっちの台詞だ。
 四天王様が畑仕事とは気でも違ったかよ!」
それでなくともチミルフは戦いに赴く以外は時を謳歌することを好む気質だった。それも至極平穏に、だ。己を派手に見せたがるシトマンドラや何を考えているやら怪しげなグアーム、平時でも血を好むアディーネとは一線を画す。
気が向けば部下達を伴い狩りに出て、共に獲物を追い外で食事を楽しむことさえチミルフはした。四天王という立場を気にかけぬ気さくなその態度を慕い、より一層チミルフの率いる一軍の結束は硬くなっているが、無論それをわざと狙っているのではないだろう。
証拠に厳めしく作られた容貌を緩ませ巨躯の獣人はさえずるようなとはとても言えない声音で穏やかに言った。
「花畑の一つもあればニア姫様の慰めになろう。
 …土いじりも、嫌いではないしな」
言いながらしゃがみ込み、広く青い掌が土を拾い上げてぽろぽろと零す。その仕草にかつてここに居たシーブスという名の獣人を思い出しアディーネの機嫌は更に斜めに坂を下った。
四天王の中でも運用目的を明確に、解りやすく武器となる大柄な生身を持つチミルフは戦めけば傷など心を捉えない。故にその肌には幾つもの争いが記録されていくのだ。一つ一つの傷跡にさしたる意味など生まれない事にまた腹を立て、ばさりばさりとアディーネの尾は草花を散らした。
部下。シーブス。姫君。弱く取るに足らない存在へチミルフは心を砕く。それが許せないのだと憤慨し、ただ理由は敢えて無視して蠍の獣人は吠えた。
「下らないねえ。お前の胎にこれをぶち込んでやろうか」
尾をのばし筋肉で引き締まった腹を毒のある針で辿る。だがそれでも同僚の台詞をチミルフは冗談の内に収めた。
「また暇つぶしがみつからんのか、アディーネ」
時間が空けばそう荒れるのはお前の悪い癖だと説教さえ垂れる口が気に食わず、噛みついてやろうかとアディーネは思う。身の作りこそチミルフの方が大きく膂力も強いが能力を比べれば五分五分だ。手塩をかけようという花壇の上で泥まみれに犯してやるのも一興かと思い、しかしそれには自分もまた土に汚れなければならないのだと理由を見つけてアディーネは鼻を鳴らす。
「そう暇ならば手でも貸してくれ」
既に汚れた広い手が、大振りながらも美しく整えられた指へ伸びた。それを払おうとして結局それでも爪が汚れることを知り華麗な筈の口元が歪む。これはもう癖になっている舌打ちを繰り返して、アディーネはチミルフの隣にしゃがみ込んだ。
仕草を眺めるチミルフの目がやけに優しいものなのに居心地が悪く視線を逸らす。その途中でついさっき自分がつけた傷を見、既に乾いた血の上へ伸びた爪が触れた。乳房に触れられても文句も言わない武人に腹が立って傷を辿って抉ったが、手が汚れるぞと窘められるだけに過ぎない。やはり傷などなんの意味も持たないと不愉快になったアディーネは並べられていた苗の一つを乱暴に掴み上げた。それで始めてチミルフが焦ったように、もっと優しく扱ってくれと頼み込んでくる。
「何が楽しいのか」
けれども吐いた言葉の割りに、その日の作業の礼にと手製の食事を振る舞われたアディーネの機嫌は悪くなかった。
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