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飯は喰いたし、眠気は強し。 そんな感じののらくら雑記帳。
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Posted by - 2024.04.27,Sat
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Posted by 中の人:狐或いは右端 - 2009.10.05,Mon

光竜・闇竜「間に合わなーい!」(GGG FINAL第一話)
的な展開を見せる原稿進捗状況!さあどうなる!
みたいなギリギリ展開を未だに続けています。管理人です。
本当はX日に文章流し込みだったはずなのにデザインが○○○とかどうなんだ…いいのかそれで…いやこっちとしては融通が利いたから助かったけど。
これから調整してうんちゃらかんちゃらしてたら結局一週間ズレ込むんじゃないかなあ。
初めての作業ということで右往左往しまくりです。
取り敢えず第一稿をチェックに回した後、意識がぶっとんで倒れました(気づけば床で横になっていた)。
自「…あ…済みません、メール頂いてたのに…お渡しした直後、力尽きちゃってたみたいで」
先方「だと思いました(笑)」
笑っちゃダメダヨー! そこは叱るところ!
阿呆は叱られてなんぼです。

さてもう二週間もSHT感想書けてないし、そうこうしてるうちにDTB二期始まっちゃったし、サンレッドがオンラインで観られるのがマジ有り難いですよ。
そういや秋葉原にもいかなきゃなー。
ちょろっと関わったフラッパーを無料配布してるらしいんでそれを取りに行きたいです。
…絶望選挙カー、しょっぴかれたってマジかしら…。
更新はちょっとだけお待ち下さい。

更新代わりに昔書いたものをオマケでつけておきます…もう二年前くらいのもの?
多分ブログでは未公開だった気がします。





カミナが死んだ直後か、死ぬことを予想して書いたものだったと思います。
ヴィラルとシモンです。
当時公開されていた資料だけで書いているので色々矛盾がありますが目をつぶってやってください。

:当時のメモ:
「短いけどお互い重要人物を失ったヴィラルとシモンというか
 シモンは出来た子なので仲間の前だと取り乱せないかもなあ、と
 ヴィラルはカミナカミナカミナカミナ、シモンは兄貴兄貴兄貴兄貴
 喚いてたらお互いに距離が近づいちゃったみたいです。」



あの男は死んだ。私の手の届かないところへ行った。散々吐いた捨て台詞も兜を取り返すという誓いも全てが無駄になった。私は、勝ち逃げされた。
螺旋王への忠誠心も兵士としての誇りも忘れていない。忘れる訳がない。それは私を形作る骨格だ。
だがいつの間にか奴への敵愾心は私の血潮に同化して、私の心臓を沸き立たせていた。
静かだった。やけに。
男が死んだのだと知ったのは、挑んだガンメンに奴が乗っていなかったからだった。二人乗りだったガンメンは、私から奪った兜を乗せたまま一人の子供が操っていた。
むしろあの子供一人の方がガンメンは的確に動く。それでも、既にそのガンメンは私が血道を上げて倒すべき相手ではなくなっていた。
…間抜けた、話だった。
兵士として腑抜けになったつもりはなく、私はその後も戦い抜いた。戦って、そして日常の中にあの男の死は吸い込まれていった。軍人の周りには死が蔓延している。
けれどその戦いの日々もある日終止符を打たれ、今度こそ私は途方に暮れた。
人間と獣人の和解だと?螺旋王の地位をあの子供が継ぐだと?
納得はいかなかった。だが私は兵士で、軍に籍を置き、そしてそのことに誇りを持っていた。
王が望むというのなら、拝謁するのも役目の一つだ。かつて弱い子供と蔑んだ人間の前にこういう形で立つとは、勿論考えたことなど無かったが。
通されたのは小さな部屋だった。王の居室としては控えめに過ぎるものだったが、それでも小柄なあの人間が使う分には充分な広さがある。
窓辺に佇んでいた奴は、私の顔を見るなり駆け足で寄ってきた。
「ヴィラル」
唇を振わせて名を呼ぶ。応じる前に胸ぐらを掴まれる。争った相手に報いを与えるのは勝者の権利でもある。歯を食いしばった私に、だが拳は何時までも向けられなかった。
代わりに、子供が喚いた。甲高い落ち着かない声で。その姿は勝者などではなかった。ただ迷子になった子供そのものだった。
「教えてくれよ、あんたはどうやって乗り越えたんだ、あんたも執着してたんだろあの人にあの人にあの人にッ!!」
緩く握られた拳はやっと私を打った。私の胸に顔を埋め、子供は私の肩を何度も殴った。痛くも痒くもない強さで、頑是無い子供の駄々でしかない。
「俺は辛くて辛くて辛くて辛くて辛くて!!でも、もう誰も俺を殴ってくれなくて!」
殴られる代わりに私を撲つ。子供は混乱の極地に居た。荒野で親を失った仔じみている。
私を見て奴を思い出したと言うのか。それとも、都への復讐という形で憎悪が発散され、最早私程度に向ける感情はこれしかなかったのか。
鼻で笑い飛ばすことは簡単だった。だがどうしても出来ない。この子供の中には私と違って骨がない。血潮も骨肉も全てあの男と共に失ってしまったようだった。
「…バカだな」
嘲るつもりはなかった。だがバカだと思った。この子供は敵だった私の胸で、敬愛していた人間のために涙を流す。獣も同胞の死には涙と咆哮を贈るというのに、発情期を失い感情のタガを外した生き物のくせに、この子供は今の今まで叫ぶことすら出来なかったのか。そうやって澱を溜め込んできたのか。
「お前は、本当に、愚かだ…」
縋り付く子供がひたすら弱々しく見えて、崩れてしまうように思えた。仕方なく抱き留める。擦りついてきた子供は無防備に噎び泣いた。
この首筋に牙を立ててしまえば、私もこの人間も過去の亡霊から解放されるのだろうか。そんなことを、少しだけ、考えた。

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