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飯は喰いたし、眠気は強し。 そんな感じののらくら雑記帳。
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Posted by - 2024.11.23,Sat
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Posted by 中の人:狐或いは右端 - 2008.06.23,Mon

風邪を引く→曜日の感覚を失う→SHT見逃す
オウィェーなんか悲しい!
ゴーオンは録画してるんですがキバはしてないんですね、最初数話観てなかったもんだから。こりゃ非合法な方法で保管するしかないようだな…
面倒なので来週からはキバもちゃんと録画に入れよう…。


ええとここのところ話題の風邪ですが絶賛風邪中です。ただ喉の方は日曜でかなり楽になりまして、熱も37度まで下がりましたので順調に治癒している模様です。
38度でも古雑誌の片づけをしていたのが逆に効能を産んだのだろうか…?
取り敢えず月曜日になりましたので病院にでも行ってこようかと存じます。


オマケの関係でこんなところで拍手の返信をさせていただいてしまって申し訳ないのですが、拍手とコメント有り難うございました!
返信させて頂きました故。お暇つぶしにでもご覧下さい。

>6月22日 7時頃の方
 ご心配有り難うございます!
母にまでお前の生活態度が悪いんだとか熱でフラフラしているのに説教を食らうというとんでもない状況下、いただいたコメントで心が非常に救われました…!
折角来て頂きましたのに更新も無し、しかも雑記がしょんぼり内容というお楽しみいただけない状況で申し訳ありません。
有り難いメッセージを胸に、今後とも更新出来る限り頑張って参りたいと思います。




オマケはめのこもので、何処に入れたらいいか解らなくなっちゃったシーン。
キタン・キヤルのガンメン参戦騒動と水を差すシモン、という感じです。
それはそうとしてアバンさんオークションに出されるの巻が中々書き上がらないよショボーン







騒ぎが起こったのは、その日のガンメンとの戦いも終えた夕方頃のことだった。グレンラガンの上下で少し話し合い、ドリルを伝って降りたシモンはグレンの中でロシウと合流する。心得たロシウがグレンの口を開いた途端、それまで遮断されていた音が雪崩れ込んできた。
「なぁにバカなこと言ってやがる!」
勢いを持った怒鳴り声。それに眼を顰めたロシウに倣い、シモンも眉を寄せた。何事かと揃って視線を向かわせれば、すぐ傍に並べられたキングキタンの足下でキタンとその妹キヤルが向かい合っている。
頭ごなしに怒鳴りつけ、身振り手振りも加えるキタンに対しキヤルは下ろした両手を強く握り、軽く足を開いた体勢のまま兄を睨み上げていた。
兄妹喧嘩、とただ判断してしまうには注目を集めすぎている。事の次第を知ろうとしたシモンがまずグレンから身を躍らせ、喧嘩を止めさせたいロシウが続いた。先にガンメンから降りた連中や整備班の人々の壁をくぐっている間にも兄と妹のやりとりは続く。
「だから!俺もガンメン乗りたいんだって!」
「なに言ってんだチビの癖に!だいたいお前、第三艦橋はどうすんだよ」
「俺、キノン姉ちゃんみたいにレーダーとか状況報告とか向いてねえんだって!
 ガンメンの訓練やってんの、知ってるだろ兄ちゃん」
「だからって実践と訓練なんざ別物だ!」
侃々諤々やりあう声はドック中に響き渡っていた。聴こうとしなくても事の始終は飲み込める。苦笑し日のない煙草を弄んでいたレイテが近づいてくるシモンとロシウを見つけて隣を開けてくれた。頭を下げるロシウを置いて、息を吐いたシモンは遠巻きの輪を破る。
「シモンさん?」
驚いて思わず呼ぶ声も構わずグレン団のマークを背負った少女はキタンとキヤルの傍まで足を進めた。やる気があるのか無いのか解りづらい脚運びで近づいてきたシモンにまずキタンが気づく。邪魔をするなと怒鳴ろうとするより早く、兄の仕草で存在に気づかされたキヤルが長い髪を翻して振り向いた。
「シモン」
ねだる声に片手を上げ、やはりなんでもない調子でシモンは二人の傍で脚を止める。緑に金の粉を混ぜ込んだような特別な色の眼が遭わせて四つ、シモンへと向いた。一応言い争いを辞めた二人は第三者にそれぞれの正当性を認めさせようと口を開く。
が、それを片手を上げて制したシモンが見つめたのは、レイテの傍に置き去りにしたロシウだった。
「…ロシウ。お前巡りは幾つ? 俺より下だったよな」
地下育ち達は正確な暦を持たない。それでも大グレン団ではだいたいの摺り合わせを行って年齢の序列をつけていた。急に問いかけられ、自身を指さしたロシウは口が回らない。
「え、あ、はい。えっと」
とにかくシモンの言葉を肯定し、自分の正確な都市を告げるよりも早くシモンはキヤルに視線を合わせた。
「キヤルは?」
「俺、13!」
言葉尻が消えるより早く威勢の良い答えと片腕が上がる。わくわくと注がれる期待をシモンは裏切らなかった。一度軽く頷くとあっさり告げる。
「じゃ、乗りな。どんなのがいい?奪ってくる」
口を差し挟む余地を与えずに認めたシモンへ歓声を上げたキヤルが抱きついた。それにバランスを崩しかけたたらを踏む穴掘り師の少女に、当然のごとくキタンが噴火する。
「てめっ…!」
今にも殴りかかりそうにも見えた形相と力の入った拳に、流石に遠巻きに眺めていた連中も止めに入ろうとした。しかしその助けを必要としないまま灰色の瞳が金髪の男を射抜く。
「ガンメン乗ってようがダイガンメン乗ってようが死ぬ時は死ぬ。そうだろ」
後退ったのはキタンの方だった。認めたがらず拳を脇腹で溜め、しかし振り抜くこともできないまま舌を鳴らして視線を床へ投げる。
シモンの言うとおりだったからだ。
地上で生きるのみならず螺旋王へと戦いを挑んだこの大グレン団に所属していれば、死は免れない罠の一つ。それは誰にとっても平等に降り注ぐものだった。確かにガンメンに乗って前線に立つよりはダイグレンに乗っていたほうが安全ではある。しかしそれも可能性と確率の問題だ。
「元々ナキバシリ乗ってたんだし毛素人って訳でもない。大グレン団は人手もない」
うなだれたキタンへ言い聞かせるように重ねた後、シモンは隣のキノンに視線を向ける。灰色の瞳は責めている訳でも優しい訳でもなく淡々としていた。鏡のようなその眼にだからこそキヤルは自分自身の感情を映し込む。
「…覚悟は、あるんだろ?」
問いかけには黒髪が宙へ散らばるほどの大きな頷きが戻った。まだくっついているキヤルの肩を叩いて離れるよう促したシモンが何の気無しに周囲を眺める。慌てたように集まっていた人間達が元の仕事に戻っていき、楽しそうにレイテが口を弓なりにしならせた。
「兄ちゃん、…俺だってさ」
はにかむ口調で兄の顔を覗き込む妹のやりとりまでには踏み込むつもりは無く、シモンはロシウの傍まで戻った。シモンを決して否定しない、しかし賢い少女があれで良かったのかと兄妹を見、そしてシモンへと双眸を戻す。藍色の娘はやはりなんでもないような口調で呟いた。
「誰だって守りたければ戦うさ…痛かろうが怖かろうが失くすよりマシだと思うなら」
疲れたように息を吐き、レイテにグレンラガンのメンテを頼むとシモンはゆらゆらと整備室を後にする。黒髪を揺らしてロシウはその後を追った。
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