にも関わらずよく「理系」と判断される事が多いのが一番謎。

…どこをどう考えてもこんなことをやっている場合じゃない、と思いつつついテトリス（DS)を起動させてしまった絶望感。
ライン消去数999（カンスト）を越えまだまだ行くよどこまでも。
これになんの意味があるんだろう、とか思ったら負け。
自分では良く解っていないんだけども、あれはきっと今最高にテトリスハイって奴だァ！！なのだろうなあ。
ちなみにパズルゲームはテトリスしか出来ないよ！ぷよぷよとか凄い勢いで無理だよ！
昔実姉上様の彼氏さんが異常にお上手で、ぷよをバーッと画面の端っこまで積み上げて全部連鎖させるという神業を拝見させていただいたことがあるのですが、ああいうのが出来る方というのは多分見えている世界が違うんではないでしょうか。
ちなみに自分は所謂算数の「図形」という科目が血反吐を吐く程出来ず、塾の講師を絶対的絶望に叩き込んだことがあります。国語の偏差値の半分しかないんだ、算数の偏差値。
その講師から繰り返し、お前は算数は駄目かもしれないが中学に入って基礎から叩き込まれれば必ず数学の世界で花開くであろう、と中学に押し込まれたのですが（ちなみにこの際餞として頂いたのがSFCであり、自分初のノット携帯型ゲーム機でした）、無論数学も全く以て理解の範疇外だったのでありました。
あまりの訳の解らなさにより教師に申し訳なくて仕方ないという身の置き所のない状況でしたよ。餞別に講師所有のSFCまで頂いたのにこの体たらくです。
酷いからね、本当に酷いから！どこが解らないのかが解らないっていうレベルなんですよ数学！
…にもかかわらず大学は文理系という範囲に入ってしまい、後々まで統計に苦しめられることになるとはこの時の自分には思いも寄らないのでありました…
というお話だったのさ！（テトリス片手に）



おまけは１５話終了直後に書いたリーロンさんの短文。
ダイグレンもカミナも、あの人にとっては手の掛かる子だったんだろうなと思って。
リーロンに関しては思うところが多いんですが、短文にしかなってくれないのが悩みどころです。
あんまりメインを張ろうとはしてくれないんですよね、キャラ的に。

「もう、眠らせてあげましょう」
コンソールを撫で、呟いた言葉に幼なじみが振り返る。そのいつでも穏やかで親しみ深い瞳は案じるようにリーロンを見ていた。彼が心配しているのが艦だけでなくこちらのことだと知っていて、リーロンは口元を緩ませる。
軽く一度頷くとダヤッカもそうした。艦長代理の号令一下、脱出の叫び声と共に爆発音が鳴る。
眼を細めそれを聞き届けながら、リーロンはいっそ優雅な仕草で艦橋を眺め回した。
…手の掛かる子だった。
胸に浮かぶ感傷に緩く息を吐き、性を定めることをやめた機械工は戦艦の壁を撫でる。
こつりと額を重ね、呟いた言葉は仲間達の怒号に掻き消された。それにすら微笑みリーロンは壁から離れ避難経路へと足を向ける。
もはやリーロンの手を離れたダイグレンの辿る道は、考えずとも自然頭に浮かんだ。それがあまりにもかの青年と酷似していてリーロンは苦笑する。
あれは、怖いものが何もない子だった。だから走り続けることを止めなかった。
きっと早死にするのだろうと思っていた。本当にそうなった。
でも誰であろうとあの足を止めることなど出来なかっただろう。
彼は彼を全うする為に生き、そして逝った。
ならばもう口を挟む余地はない。
リーロンは遺されたものに応えるため全力をダイグレンに注いだ。それが出来る全て、持てる全てだった。それ以外にこの道に関わる方法がないことを、リーロンはよく知っていたのだ。
あの子が遺したこの艦も、今その役割を終える。
あの子が目指した場所に辿り着き、あの子が目指した目的を果たし、ならばもう自分達はこの艦に乗っていてはいけないのだ。
あの子が夢見たその先へ、自分達は進まなければならない。
ふと艦橋から見上げれば、ぼやけた白い月が自分達を見下ろしていた。
あそこへ行きたいというのがあの子の夢だったか…思えば可笑しく、リーロンは口端を緩める。全く以て状況に似合わぬ所作を見せた性別不肖のメカニックは、だが、これが負け戦にならないことだけは確信していた。