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飯は喰いたし、眠気は強し。 そんな感じののらくら雑記帳。
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Posted by - 2024.05.03,Fri
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Posted by 中の人:狐或いは右端 - 2008.08.26,Tue

流石に長引いてきたんで病院に行ったら医者に「扁桃腺が黒くなってる」って言われたんですが、なんかこう、人体に黒って色はホクロでも無い限り妙に不吉な感じがしますね。
ほら、今週のキバでルークの肩が黒くなり始めてた、みたいな(緊張感ゼロ)。
今年に入ってもう何度か扁桃腺に苦しめられているんですが、もうちょっと頻度が多ければ手術して解決!だというのにそうもならないという微妙な状態です。
もう少しだけ酷ければ手術、という箇所が我が身には既に三カ所あるんですよ。
いっそ手術して全部リカバリしてくれよ!機械の体でもいいよ!!
中途半端に惰弱、管理人です。

そういやコンプエースと電撃大王の発売日が一日ズレているという面倒な状態どうにかならんもんでしょうか。同じ日なら一気に購入して終了だというのに!
とはいえコンプエースの方の学園グレラガは一回目を見た限りでは自分の苦手なタイプの主人公の意志が無視されまくる傾向が見られる為、来月の購入は微妙なところです。
それでもナイトメアオブナナリーがあるからなあ…ナナナをメインとして購入、はあり得るかもしれません。
電撃大王の方は正直惰性購入の感も否めませんが(グレラガとよつばと!しか読んでいない上よつばと!は休載率も高い)、オマケ挟まってる所為で立ち読みもままならないので一応購入し続けておこうかなあと思います。コミカライズの方は結構良い感じにフォロー入れてくれてるので美味しいし。
しかしコミカライズ、三部四部やるのかなあ。2部まででスッキリするし映画の上映タイミングとの兼ね合いでもそこら辺まででOKな感じですが、出来れば青年シモンを紙面で見たいので続いてくれればなと思います。ガイナ的にも一応次代を担う看板にしたいんだろうからプッシュしろ、いいからプッシュしろ。
学園グレラガは劇場版螺巌編辺りまで連載を続けて全2~3巻で宣伝係としての役目を終えるのかなあと思います。


オマケに凄い短文で何が書きたいのかも解らんよーなモンですが、先日更新に使った「かなしみにサヨナラ」系列の切れっ端を。
オマケにもなってない気がする…おお…







:シモンとヴィラル

螺旋王の力ある処に命が一つ増えたところで獣人達は疑問など感じない。戴く王によって須く生み出された彼等にとって、それは日常の範疇だった。
実際は獣人と異なり培養所から作り出されたのではなく、螺旋の遺伝子を持つ人間が城へ足を踏み入れたという非常事態だったのだが、それは問題にならない。何故なら、それを行ったのが螺旋王その人だったからだ。
突如現れた者を、そうと明示はされなくとも欠けた四天王の後釜だと獣人達は考えた。専用のカスタムガンメンを与えられ、螺旋王への謁見をも許されたとなればそうとしか思えない。
しかしそれが獣人ではなく人間であることを知る一部の、いや恐らくはたった一人の獣人は螺旋王の決定を認めたがらなかった。全ては螺旋王の意のままに作られた存在であり異議を抱えること自体が既に禁忌でありながらも、ヴィラルは新たに己の将となった少年を奉じる気構えが持てない。
肉体をガンメンに直接接続することでカスタムガンメンとしても飛び抜けた反応速度を得ることに成功した少年は、金色の瞳に走る不審を見取って暗く笑った。
「電源切ったら?」
半壊した体をガンメンと融合させることで生き存えている彼は、そうまでして命に縋り付きながらもヴィラルを挑発する。
「簡単だろ?復讐なんて」
顎で指し示した先には床にうねるパイプ群があった。それらが断ち切られれば少年は生きてはいられまい…少なくともヴィラルはそう判断する。
「尤も、兜はあんたの大将が壊しちゃったけどね」
しかし眼を細めた少年は、例え元の将を自分に殺された獣人が復讐の念に走っても無駄だということを知っていた。ガンメンは人間が搭乗することで獣人の場合と異なる動力を得る。少年が繋がれたカスタムガンメンは彼の延命装置であり新たな肉体の役目を果たしながら、エネルギーは少年の存在に依っていた。
少年を殺したいのであればガンメンを壊すのではなく、少年自身に手を下さなければならない。そして螺旋王に縛られた獣人は、螺旋王が采配を委ねた存在を手に掛けることなどできはしないのだ。



:カミナとシモン

「シモン!」
カミナはビャコウから身を乗り出し、腕を伸ばした。
ぐらりとかしぐ黒いガンメンの中、露出した配線と溢れる疑似体液に埋まる少年へと。
直前まで切り結んでいた距離だ。届く、そのはずだった。
だが。
藍糸に俯いた目元を隠し血の気の薄い口元が笑う。
弟分だった少年の腕は"動かなかった"。
「百万の猿がこの地に満ちた刻…」
計算ずくかのように半壊したガンメンの足下が崩れていく。いや、或いは実際に少年の意図通りだったのかもしれない。硬度や強度を測る能力にかけて彼は機械にも勝る才能を持っていた。
「月は地獄の使者となりて」
ため息混じりに呟く声と共に闇色のガンメンは宙へ身を躍らせる。仰向けになった腹の中でいつかのように月を見上げた少年は最後の言葉を残し瞼を閉じた。
「螺旋の星を滅ぼす」
囁きを掻き消すように何度も彼の名をカミナが呼び続ける。しかしもう、それに応える命はそこに無かった。

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