「ジーハ村に帰った方が良い」:
これは正論。戦争してるんだから志気を下げるような人間は居ても困る。ラガンも動かないし。むしろ、死なせないために戻れというのは優しさでもある。
ジーハ村にはシモンの出来る仕事もある訳だから。
「甘やかさないで」:
やっぱりヨーコは姉(母)ポジだなあ。シモンの復活を願いつつ、2話の時のようなシモンに対する疑念が少し湧いているのかも。それもそうだ。
彫っているシモンを覗く面子が諦めというより「気の毒な人を見る目」なのがまた。彼等は全員、グレン団だった頃に関わってる人(というかキタン以外はグレン団だとカミナに認められた人)。
一話で地上に出た時は夕方。太陽と月が両方見えている。カミナが月に拘っていた一方で、このシーンのシモンとニアの背景は青空=太陽の下。
やはりカミナ=月、シモン=太陽が比喩対象なのでは?
11話回想はカミナという月を輝かせていたのはシモンの光だった、という見方も出来る。
それと頭髪。カミナは青空、シモンは夜空。ヨーコは日の入りの茜、ニアは夜明けの光…というのは、ちょっと考えすぎか?
ロシウの反応が…。心配してたんだなあ。
合体直前の体勢立て直しはシモン復活により彼に「気合いが入った」ことによる出力上昇?
リーロンも相変わらず良い役所。キタンの失言に受け皿を用意し、シモンの覚醒に頷いて。更にラストの台詞。真っ直ぐ進むだけ。この人もグレン団の初期メンバー。
もう、シモンを殴りに来る兄貴はいない。
たどたどしい口上は今後の伸び代の表現か。
シモンのした仕事は、「諦めた大グレン団に道を示した(正にカミナに求められていた役目)」、「一足先に艦橋に飛び込んで命令系統を混乱させた(これは僥倖)」、「(ロシウとニアも乗っていたが)単体で四天王を撃破(チミルフはカミナの命と引き換え、アディーネは全員総掛かり+ダイガンメンまで動かした)」。
急に見えるかも知れないけれど、大グレン団の連中が一目置くようになるのも当然。あと、一番カミナを失って落ち込んでいた子が、一番早くカミナを吹っ切り(というか、カミナの死に引き摺られていた自分を建て直し)、カミナの遺志を継ぐと明確に示した(キタンのシーンを見ても解るようにやはり大グレン団も引き摺ってはいた)こともポイント高いかと。
シモンのヨーコに対する感情は憧れに近かった(シモンは母親を早くに亡くし、女の子達からは変人扱いだったので自分に対し優しい女性というのがほぼ初めてだった)
動揺したのは一番親しい筈の兄貴が恋人作った上相手がヨーコだったから弾かれた感覚があった
でもあまりにも動揺したもんだからシモンは自分が恋してるのか?と自問自答
→答えが出ずに「なんでこんなことくらいで」
というのは穿った見方だろうか
9,10話ではニアを助けるためには死んでもいいと思ってた(生きようとしていない)シモンが、11話では生き残らなければニアを救えない状況に陥った
→生き残るために自分の一番の技能である穴掘りを使う
→自分は兄貴にはなれない、けど自分には自分の能力があるんだと実感→散々兄貴像制作で噛みしめていたであろう兄貴の言葉も実感
→自分を信じる!で、ラガンがシモン復活を認知 かなって
ある意味で自分は兄貴を吹っ切らなくたっていいんだ!兄貴を抱えて生きていけばいいんだ!みたいな納得の仕方をしたのかもしれない
下手したら集中しすぎでヨーコの回想は聞こえてないしね…
兄貴彫り自体は今までの兄貴との関係や兄貴の言動行動を思い起こしてたって感じで
今までの穴掘りと牢屋での穴掘りの違いは
「ニアを助ける」っていう明確な目的が有るか無いかの違いか
生き埋め事件の時も「助かりたい」という明確な目的がある
1話で単純に穴を掘っている時のシモンはなんとなくそれが楽しいから、宝物が見つかるから、自分にとってそれが得意なものだから…と割合無軌道であることが示されている。
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