仕事:
シモンもしてなくね!?
この子、やはり得意なことは得意な人にというスタンスっぽい。職人だから分業思考なのか。しかし一人で寝転がってていいのかい。
食べてないんだって!?:
ヨーコが聴いて回ったのか、別の連中がヨーコに漏らしたのか。
なんにせよ、ヨーコに対してシモンの話題を積極的に持ち出して良い状況だと周囲が認識している。
飯:
小食になっているのは、口に合わなかったから?
それとも精神的ショックを引き摺っている+リーダーとしていつも動ける状態でいなくては!という気負い?
口に合わなかったからあまり食べない、というのは6話を見ている限り無いと思うのだが…温泉郷ではヨーコも同じ物を口にしているし、先に来ていた三姉妹も食べていたようだから(カミナは限りなくシモンと同じ食生活で育っているはずなので味覚の比較対象にはならない)。もしこれで温泉郷の料理にマズイ、という描写があれば獣人たちの味覚が人間とずれているからニアの宮廷料理がああなってしまうという説明になるけども。
やはり食という三大欲求もしくは生命維持行為を未だに拒否している=兄貴の死を引き摺っている、と。空を眺めるのもそう考えると意味深(空の向こうは目的地、かつカミナの髪の毛の色は空色)。
最後のシーンでうまい!と言いながら飯をかっこんでいるのは、シモンもまたヨーコとの関係を取り戻したことでカミナの居ない世界で地に足つけて生きていけるようになったという表現なのかも。
ヨーコの蟠り:
これに関しては前回解りづらかったところをナレーションが手堅くまとめていた。前回もう少し示していてくれても良かったようには思うが…なにより、ヨーコがカミナに関して言及していない。
今回の最後の告白のために取っておいたのだろうけれども。
カミナに関する個人的な感情の行き場がニアに対する攻撃意識として消化→それが消えた、ことによりやっとシモンと向き直れるようになった…ということでいいのかな。
少なくともある程度カミナのことを割り切れていないとシモンの隣に立つことも辛い、と。
お姫様:
これはシモンがものすごい失言。前回ヨーコに対しても失言(「やめろ!」)してますが。
仕事は適材適所、という職人思考のシモンにはニアはニア本人だけどそのニアの仕事はお姫様、という認識でもあったのか?まあ姫の仕事なんざ解ってないんでしょうが。王女ってなにって言ってたしなこいつ。
ヨーコのお説教:
かつての面倒見の良いお姉さん、復活。
登場して耳引っ張って去っていくシーン(ニアの私のお仕事!まで)で飯が十杯食えるっつーの。
リーロンのフォローぶり:
見事すぎてびっくりする。ここでヨーコの心配をし、ああでもシモンとヨーコの関係はもう大丈夫だなというのがラスト付近のカットと言うことか。
今回多少作画の人がリーロン苦手だったのかいつもと顔が違いますねビューティフルクイーン。
一人には出来ない:
カミナはシモンに発破をかけつつグレンの操縦
ロシウはシモンの読めない計器を確認
ではヨーコは?
本来的には乗る意味が無くても乗り込んでいる。
カミナの死後、自分に手一杯で変な影響を与えるよりはと離れて居た分、1~5話辺りでの「この子は守ってあげなきゃいけない子供」という認識に揺り戻しが来ているように見える。
7話でカミナがシモンを太陽の下で平穏に暮らさせてやりたい子供の一人として数えていたのもおそらく影響している。
あるいはヨーコも、シモンとは違うベクトルで「自分がカミナ(の代わり)にならなくちゃ」と思っていたのかもしれない。
ブータ:
ますます確固たる意志があるっぽい生き物に…お前もグレン団の一番最初のメンバーだもんねと思うとまた重い。
リーロンとブータは良いポジ持っていくなあ。
グレン団の戦い方:
シモンはそうとう機転の効く子だけれどまだ指揮能力が低い。
故にグレン団の戦い方は結局カミナ指揮の時代と同じいきあたりばったり。
それでもクルーが優秀(というかリーロンが凄い)なのでなんとかはなっているけれども。
ダイナミックで楽しいけれど見ていて不安な戦い方…まさに、カミナ。
シモンの他者呼称:
元は完全な年上にはさん付け→荒れてた頃に呼び捨て→そのまま呼び捨て
死:
シモンはカミナのライバルの前でそれを告げ、ヴィラルはカミナの弟分からそれを聴く。
そしてカミナの恋人だったヨーコがそれを見ている。
辛いな。
ガンメンの訓練:
9話のロシウの表現といい、今回のヨーコといいキヨウキヤルといい、皆やってるってことか。
シトマンドラ:
派手さを裏切り割と普通の人だ…しかし今回のヴィラルは前回の有能っぷりが嘘のよう。
個人的な復讐にかまけてしまっているという描写か?
ヴィラルか!:
発音違くね!?
直接射撃:
え、なにその危険な戦術
と思ったけど、エンキドゥはコクピット剥き出しなんだった。
ヴィラル、壁面コンソールの表示を失ってるって相当負担なんじゃないだろうか…操縦系が随分変化しちまってるはずだよなあ
シモンは敵の腹の中なんだぞ!:
ほんとこのお兄ちゃんはすごい素直キャラだのう。
言っちゃいけないことを言ってしまう子供っぽさとか、とにかく仲間を純粋に心配したりとか、ポジション配分が上手いな。
お互いの蟠り:
ヨーコにしろシモンにしろ、お互い別ポジでありながら「カミナの一番」を争っていた部分はあるように思う(ヨーコ側はより明確。「敵わないなあ」がその裏付けになる台詞ではないかと)。
「好きだった」「知ってた」のやりとりは、お互いのカミナの中での位置を確認し、遂に認め合ったということなのかもしれない。
特に、ヨーコは今までシモンのことをカミナというフィルタを通して見てきた部分が大きいから。…或いは、一度距離を離したのはカミナの居る状態でのシモンしか知らない彼女にとって居ない状態のシモンが「知らない人間」に見えたのか。
ところで「好きだった」のシーンは夕方やね。カミナ=青空、シモン=夜空、ヨーコ=夕焼け、ニア=朝焼け、の頭髪イメージ色はあながち間違った見解ではなかったのかな。
ヴィラル:
世界の核心ルートを辿るのがヴィラルになるとは。流石メインビジュアル5人に選ばれているだけのことはある。
とはいえ気になるのは螺旋王の反応。自分は何故産まれたのかと問うたニアは捨てられたのに…?
ニアは獣人ではなく人間だという印なのか。
それとも、彼女にもまた時間の限界が存在するのか。
ロシウ:
おいおいまさか獣人だったフラグじゃねえだろうなと思ったらそんなことはなかったぜ!
シモンとロシウの友情フラグはロシウ側からは立ってますがシモンからも多少応えてやってほしいところ。
雑感:
ニアは新しい世界の象徴
ニア=新世界はヨーコもシモンもありのままに受け入れてはくれるけど、でもその新世界で素直に生きていくことがヨーコは出来なかった(もちろん、シモンも)。
先にニア(カミナのいない世界)を受け入れたシモンがヨーコは辛かったのかも
先週の大グレン団への怒りは根は同じ
ただカミナとの繋がりがシモンは特別だから
さらに一人では戦えないシモン(というヨーコの中のイメージ)もまたカミナがいた頃の最後にして最大の残り香
カミナの回想、その裏側のシモンの回想を聞く限りでは二人はセットという考えからは脱却できない
好きだった、という過去形なのは遂にカミナの死んだ世界での自分の立ち位置をみつけた、ということでは
リーロンが、ニアを受け入れたヨーコを心配していたのはヨーコがまだ無理をしてたことの表れ
かつシモンとヨーコがカミナを通さない互いの関係をやっと掴んだことを知ったから安堵
*解りやすく落ちて、それからリーダーになったシモンと違い、己を律することに慣れすぎていたヨーコ
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