14 7月1日
…13.5話が欠けてるんじゃね?的な勢い
もう描き出すことが多くて脚本はいっぱいいっぱいだったんじゃなかろうかこれ
一ヶ月:
妥当な時間なんだけども。いや妥当なんだけども。
一瞬、兄貴の墓に勝利報告(一ヶ月後)→一ヶ月前テッペリン攻略戦、と巻き戻し構成になるのかと…
ギミダリシモン:
7話では元気づけられていたシモンが今度は元気づける側に。
判りやすく良い描写。
キヤル:
合体時、搭乗位置はどこに…?
黒の兄弟四人は俺を誰だとだの合体だの十倍返しだのそういう台詞を意図的に言わされてんなあ。
任せた、ロシウ:
シモンの すごい 丸投げ
尤も、職人気質であることを考えると、シモンにとっては「仕事を任せること」それそのものが最大の信頼表現なのかもしれない。
…この言葉足らずさが悪い目に出そうでなあ…
「俺と兄貴のグレンラガンが」:
シモンー!ロシウロシウ!!
あんたさっき回避行動丸投げしといて!
変なところがカミナに似てきたよこの子
この台詞はある意味順当(グレンは目に見える形で遺されたカミナの象徴の一つであり、彼の棺でもある)にもかかわらずやけに引っかかるのは、やはりロシウとシモンの関係性描写が無い、というこの一つに尽きる。
ロシウがシモンを気にかけている描写は多いけれど、シモンからロシウにというものは明確な描写が(おそらく)意図的に省かれている。
ロシウは小さい子達の面倒を見てきた所謂お兄ちゃんタイプの子なので、シモンから無意識の甘えの対象として認知されているのかもしれない。
この無意識の甘え、子供っぽい傍若無人さ、ロシウへの感情を明確にしていない点、などは3部におけるシモンの挫折に繋がる可能性も。
グレンに乗る乗らないをグダグダ言ってる程状況は甘かねえ、ロシウはシモンを気にしてて腕も立つからグレンにのってんだ!と言われてしまえばまあぶっちゃけそれはそれでも構いはしないのだが。グレンを特別視し過ぎるのは視聴者がカミナの影に引き摺られている、とも言う。
実際、あの台詞言われたとして自分がロシウでも絶対にカチンとは来ないしむしろ当然だと受け取るし
シモンはパートナーへの気遣いが出来るほど成長してる訳でもないし(あと半分あるんだから伸びしろも必要)
結局、「変わるなら今しかねえ!」という兄貴の台詞は兄貴の死後にこそその効力を発揮し、今シモンという子は再構築中・育てなおし中、ということなのかも。
援軍:
公式設定記述から見ても地上で暮らしていた人々は居る。リットナーでの発言から、資源は再利用している。にも関わらずカミナが行うまでろ獲はなかった。
地上の人間は学習無力の状態にあったということか。
地下育ちのカミナだからこそ常識を覆すことが出来た、と。
シトマンドラ:
鳥頭いいとこねぇー
演説:
ニアのシモンへの天然内助の功っぷりは見せ方が少し解りづらいか
ニアの演説でグアームの注意が逸れて、グレンラガンが地中に潜る余裕ができた、でいいんだよな…?
ニアのシモンへの信頼はピンチの際に救ってくれたことからきているのだろうが…雛へのインプリンティングに近く見えるのがやや怖い。
父親からシモンへと存在依存が移ったような。
ニアがニアとして物を考えていることは歴然なので勿論穿った見方だけれども。
幼児的万能感をシモンに投影しているような感触がぬぐえないんだよなあ…シモンが弱っていた時のこともニアは知っているから意地の悪い考えをしているだけだけども、どうも根拠が明示されないのが気になる。
シモンの才能は、最近すごいってだけで裏付け弱い感じになってるからそこと被って嫌な予感がしてるのか。
ものすげぇいいかげんだけども:
シモンは他者との距離の取り方がいまいち解っていない子なのではないか?
親しい人、全面的に信頼している人には一方的に心を預けてしまう(相手が認識しているいないに関わらず)ところがある、と言うか。
両親を失って初めて心を開いた相手がカミナだから、もしかしたら「自分以外の人は、他者感情を汲み取るのに長けている=言わなくても、どうせバレちゃう。言わなくても、平気」みたいなスキーマが出来ているのかも。
あとは、子供の頃から仕事によって居場所を得ていただけに「仕事をちゃんとこなしていれば取り敢えず大丈夫」的な思考が染みついているのかもしれん。
そう言う意味では、仕事すらまともに手につかなかったカミナ死亡直後というのはマジどん底だったのだろうけども。
カミナとシモンの友情は、ヤンキーとオタクの友情に近いのかもしれんなあ。
結局の所:
下手に裏付けを欲しがる自分の穿った視点が全て悪い。情報を素直に受け取って見るべきだなあ。
理屈っぽくていけねえや。
話数が限定されているんだから焦点絞るの当たり前、捨て回皆無の状況で文句もクソもだ。
まあ、旨い飯を食い足りねえって騒いでるようなもんだわな。
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