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飯は喰いたし、眠気は強し。 そんな感じののらくら雑記帳。
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Posted by - 2024.11.24,Sun
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Posted by 中の人:狐或いは右端 - 2008.05.17,Sat

グレパラのことがふと頭をよぎり、そして最後のアレが「赤いシモンと緑の兄貴(マルちゃん的な意味で)」ということに気づいてバカみたいに受けてしまった自分にがっかりだ。

ちょっと前に雑記に記そうと思って内容やっと思い出した!
ガールズインユニフォームのマジエルさま若い、マジ若いって驚愕したことを書こうと思っていたのでありました。
曽我さんの威厳とか…ほら…そういう…
…バンドーラの話すると悲しくなってくるな…

セブン本編はフォンブレイバーをもっと前面に押し出してもいいと思うんだ。
人間キャラもいいけどフォンブレイバーを頼みたい心意気。
浅野さんとこの中破しちゃった子は女の子なのかなあ。浅野さんの暴走を抑えてた…ってキャラはサードとかぶるから、多分一緒に暴走するタイプだ。女子高校生系か無邪気っこだって妄想しておこう。

菅井君と家族石ザ・ムービーのDVDは欲しいが、ソフビは要らん、要らんのだ… 

ハイ思ったことをバラバラメモって何やってんでしょうねこの管理人は本当に…
土曜日とか仕事せねばならんのにうたた寝とリボグレ弄りで一日終わったわ!
阿呆か!阿呆です!
阿呆ついでにオマケはめのこ話の没文章。9話相当部分で暴走ラガンにロシウがついていかなかったルートらしい。カミナはいつも通りですが、キタンの扱いの悪さに自分でしょんぼりしました。







…行かないで。
必死で伸ばした腕は届かなかった。今度も。
ダイグレンを奪った戦いの大怪我から復帰した後からシモンは自棄になったかのような戦いを続けていた。危険な戦い方を宥めても首領となったカミナの代わりに先陣を切る役目を果たすのだと言い張って聴かない。尚悪いのは彼女自身自らの考えが極端になっていっていることに気付いていて無視しているのかそれとも解っていないのか、自分の無茶を無茶と断じていないところだった。
自分を追い込むことで生きていることを実感しているとでも言いたげな戦法を大した期間続けることが出来るはずもなく、最終的にグレンラガンは暴走の憂き目を見た。シモンを案じてグレンに乗り込んだというのにその時ロシウが出来たことは何一つ無かった。
感情の激しさの割りに上手く供給されていなかったエネルギーは逆流し、ラガンはシモンの操縦を受けないままグレンから離れてしまった。もとより主導権はラガン側にある。表示を見、慌てて取り押さえようとしても小さなガンメンはグレンの両手をかわしてその足でどこかへと走り去ってしまった。見えなくなっていく背中を追いかけようとしたのにまだ残っていた敵ガンメンに阻まれてロシウはシモンを見失った。
幸いすぐに仲間と合流できたことでグレンは事無きを得た。シモンもラガンごと谷底に落ちたものの、大きな怪我もなく回収された。箱の中で眠り続けていたニアという名の少女を連れて。
しかしその日からラガンは沈黙を保ち続け、自己表現の方法を失ったことでシモンは遂に声を上げることすらしなくなってしまった。細くなっていた食は今や断たれたも同然、身を隠すように甲板の隅に座り込んだまま部屋で眠ろうともせず、まるで死を待っているのだとでも言いたげな有様だ。
今も彼女は人が近づくのを拒み、甲板に落ちた影の中で一人蹲っている。限りなく小さく折りたたまれた身体は壊れ物のようだった。
日を追う毎に染み出す闇は濃度を増し、彼女をロシウから遠ざけてしまう。不確かになっていく足場が怖くて踏み出せないでいるうちに、彼女の姿が見えなくなっていった。
開いた距離を確かめるのも恐ろしくて声すら出せない。
仲間となった者達にそうするように、あの灰色の瞳が自分を映したとしたら?
底冷えする視線を思い出してしまえばシモンに習って沈黙するしかロシウに術はなかった。
だというのに彼女の皹の入った心に気付くのは、ロシウ以外には殆ど居ない。カミナやヨーコは解っているだろうが原因を知らず、リーロンは総てを知った上で手を出すつもりが無いようだった。
そして鈍感な男達はそれ故にずけずけとシモンの領域に踏み込んでしまう。
最高の出力を持つグレンラガンの操縦権を持ちながら機体を暴走させ使えなくしてしまった役立たず。新参の荒くれ者どもの眼にはシモンがそんな風に見えているらしく、且つ彼等はいとも簡単に罵りを口にした。精気を失ったシモンがその罵倒にも反応を示さないのが尚不快なのか、日に日に彼女を追いやる声は大きくなる。
そして時を追う度シモンは益々自分を見失っていくようだった。既に彼女は数日前まで躍起になって繰り返していたコアドリルをねじ込む作業すら放棄している。
己を磨り減らしていくシモンをどうにか救いたくて、でもロシウにはどうすればいいのか解らなかった。
差し伸べようとした手は届かなかったのだ、母の時と同じように。
一度の、しかし決定的な失敗がロシウを臆病にした。意気地無しと自分を罵っても声を掛けるだけの勇気が出ない。こうして距離を置いて小さな背中を眺めるだけだ。
けれどいつまでもこうして迷っては居られなかった。
休憩時間もそろそろ終りだ、ラガンのメンテナンス作業に戻らなければ。
それが今自分に出来る一番シモンさんの力になれる方法のはず。
言い聞かせ、踵を返そうとしたロシウを乱暴な足音が追い越した。
「おいシモン!」
びくりと痩せた肩が跳ねる。大股で彼女に近づくキタンを止めようと思わず伸びた腕は間に合わなかった。荒い歩みがシモンのすぐ傍で止まり、応じて胡乱な瞳が持ち上がる。
口を開こうとするキタンからシモンを庇おうとロシウが一歩を踏み出そうとしたところで、もう一つ、今度は軽やかな足音が追い抜いた。
「あ…」
華やかな、朝焼け色の髪が目の前に広がる。
「ごきげんよう、シモン」
荒くれ者すら和ませる鈴振る声は、行方不明になっていたシモンが連れ帰ったニアという少女のものだった。
品のある仕種や浮世離れした物言い、悪意の持ち合わせがないかのような無邪気さ。大グレン団の誰もにとって未知の存在である彼女の出自を問おうと仲間が躍起になっていることはロシウも知っていた。そして、彼女の独特な性格と言葉遣いによってそれが悉く失敗していることも。粗野な男達は彼女に相対すると毒気を抜かれてしまうのだ。
おまけに大グレン団頭領も妹分が連れて来たニアをいたく気に入っていて、彼女の出所を問題にしていない。彼の短所を補うシモンもこの有様、ヨーコは疑念はあれど落ち込んでいるシモンがわざわざ連れて来た相手ならば追い出すのも得策ではなかろうと静観体勢だ。
シモンに向け騒いでいる言葉を聞けば、気性が荒いなりに責任感も意地もあるキタンですら打つ手を失ったということらしい。尋問の言い出しっぺは役目を果たせなかったバツの悪さを補うように、殊更声を張り上げていた。
「…なんで、俺が」
指示を聞き取り掠れた声が異を唱える。
「カミナがよう、シモンが連れてきたならシモンに任せろってよ!
 連れ込んだなら最後まで責任持ちな!」
カミナ。挙がった名に力なく落ちていた肩が揺れ、それを了承と見なしたのかキタンは任せたと叫ぶと逃げるように去っていった。
無責任なカミナの言葉とキタンの態度にロシウは思わず脚を踏み出す。その先で、シモンがのろりと隣に立ったニアを見上げていた。
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