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飯は喰いたし、眠気は強し。 そんな感じののらくら雑記帳。
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Posted by - 2024.11.24,Sun
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Posted by 中の人:狐或いは右端 - 2008.05.16,Fri

さあ仕事が終わった!
待っててリボグレー!!
母「いざ行かん映画館」
自「母上ー!?」
母上の すごい 唐突さ。
ちょっと待ってくれ母上自分は今日リボルテックグレンラガンをですね、ほらそのヨドバシなら割引だけどオマケ目当てでホビーロビーで買って来ようと思っていてですね。
母「明日で公開終了だし、ほれ夕飯も奢りだ」
アアア売り切れてたらどうすんの明日!
行かせてくれェエエエエ ホビロビに行かせてくれェエエエ
SUZUKIが余ってたからってグレンラガンが余ってるとは限らないじゃないのさ!

…という訳で見て参りましたパンズラビリンス(結局拉致られた)。
別にパーンの迷宮じゃなかったような…あんまり迷路っぽさはなかった。
母上がアカデミーだよ云々言ってたんで時期的にアカデミーおかしくね?って思ったんだけども、ちょっと前の映画を遅れて上映してる映画館でした。
クレしんで言うところの「おマタがヒュッってなる」シーンがあったけど割と普通に面白かったです。画面綺麗だし脚本も良い。
主役の女の子と対みたいに描かれてるメルセデス姉さんが終始格好良すぎた。
とはいえ母子そろってメルセデス映画だったという感想になるのもどうかと思います。

そういや兄貴+艦長・総司令猫、ショタカミナ+やさぐれ・(14)猫っていうパラレルっていうかエロ方面オンリーもののネタが温存され続けすぎてどう書いていいやら解らなくなってきたんですけどどうしましょう。
だいたい文章で猫耳やってもいまいちだよなあ…ビジュアル的なギミックは不遇だね!


オマケは大昔にネタ出しした神様パロディの一部。



カミナが神様でシモンがそれを奉ってる家系でっていう。
状況を説明してるだけの文章ですが…



学校から離れて緩やかな坂を下り、山すれすれの外れに俺の家がある。近づけば慣れ親しんだ硫黄の匂いが鼻をつく。どうも立て付けの悪い横戸を開けるとその匂いは一等強くなった。掃除中と書いてある禿げた札が木枠とガラス戸をやかましく鳴らして俺の帰宅を告げる。
「おう、帰ったかシモン」
ただいまと言うより早く兄貴が男湯の暖簾の向こうから顔を出した。モップとバケツを持つ腕に一色の入れ墨、背の高さと鍛えた体が厳ついけれど人懐こい笑み。
「ただいま、兄貴」
後ろ手に戸を閉めて番台に鞄を下ろすと横に白と茶色、二本の瓶が渡される。茶色い方を俺が貰って白い方を兄貴に差し出すと、兄貴は満足げに笑って腰に手を当てた。一気飲みされて空になった瓶は黄色いケースに収められる。
うちは古い銭湯…というか温泉屋だ。間違っても温泉宿、ではない。
混じりっけなしの源泉かけ流し、場所が良ければ客も入るんだろうけど観光名所も傍にないここでは閑古鳥も良いところだ。だいたい、ここら辺自体鄙びたという言葉がこんなに似合う土地もない。そんなことを言ったら区長さんは怒るのだろうけど、住所が“村”じゃないのがいっそ奇跡みたいな土地柄なんだ。
うちの地元と余所とで違うところを挙げるのなら、それぞれの家系が別々の神様を奉ってるってことだろう。例えば学校(学校だって小中併せて一つっきゃない)の先生のところは土地の歴史を記す家系で、奉っている神様は左右に子供を連れたロシウ様という神様だ。三軒向こうの山師の小父さんのところは家内安全のヴィラル様。
このすり鉢状になった山間の地域は民間信仰が異常に強いというか、それこそ神話の世界の力関係がそのまま町内の勢力図に合致する有様になっている。区長さんちは一番偉い大神ロージェノム様が守り神様だ。
そしてこのしょぼくれた温泉屋の、火と雷を操ると言われる神様の名前は、カミナ様という。本当はもっとちゃんとした名前があるそうだけど(余所様の神様達だって俺が知らないだけで本当の名前は別にある)、俺が小さな頃にまァ面倒臭ェからいいだろと言われてそれきりだ。
誰がそんないい加減なことを言ったかって?
そんなの一人っきゃいない。
御本人様ことカミナ様、だ。
神様曰くそんなにポンポン名前を唱えられてちゃ有り難みってもんがねぇ、らしい。
そういうものなの、と訊いた俺にそういうもんだと深く頷かれてしまったから、俺は言われるままに納得することにしている。
だいたい俺はカミナって名前すら殆ど呼ばない。これもまた御本人様に兄貴って呼べ!と教育されたせいだ。
俺の身内と言えばもう兄貴だけで、ちびの俺に兄貴を疑う余地なんてなく、七年間精魂込めて育てて貰えばもう呼び名はとっくに馴染んでしまった。そして、神様と二人で同居というこの特殊な環境にも慣れきって久しい。
我が家の特殊な家庭環境について説明するなら、俺が七歳の時まで遡らなくちゃならない。その年の夏は記録的な雨量で、この山間にも暴風雨が来て、土砂崩れが起こって。緩んだ地盤に巻き込まれたのが俺の両親だったんだ。
それで、ともかく、俺は身寄りがなくなってしまった。
うちは狭い村にも身内のない家で、天涯孤独になった俺の引取先は揉めに揉めた。
当座の扱いで区長さんの家に連れて行かれて、一人寝かしつけられた部屋の隣で大人達の話し合いが一晩中続いた。襖の隙間からのぞき見た誰もが俺の名を迷惑そうに語っていて、父さんと母さんがもういないんだと思うと悲しくて、俺はめそめそと泣き続けていた。
その俺の頭を、不意に大きな手が撫でて優しい声で言ったんだ。
 泣くな、シモン。
言われて涙が止まったのは、大きな手の平の温かさより実のところびっくりしたせいだっていう方が正しい。その手は軽々と俺を抱き上げて、真っ赤な瞳と空色の髪の知らない男の人が人懐こく笑っていた。
 俺が起きたからにゃあもう大丈夫だ!
そんな風に見知らぬ人に言われて怯えないはずもないのに俺はすっかり安心しきってしまってその首筋にかじりついた。たぶんそれはやっぱり兄貴がうちの守り神だから、なんだろう。俺はその人が絶対に味方で居てくれる相手だというのをなんとなく解っていた。神様は俺を抱えたまんま、その足で遺児の身の振り会議になだれ込んだ。
 なんも問題ねえ!シモンは俺が育てる!
叫んだ男のことなんて誰も知らなかったはずなのに、宣言されるなり寄り合いはお開きになった。銭湯の長男坊でシモンの兄。突然現れた存在に誰ひとり疑問を抱かなかった。つまりそれは所謂神通力ってことだったんだろう。
そんな訳で、俺には死んだ両親の代わりに兄が出来た。
あとから断片的に兄貴から聴いた話によれば、うちの守り神様はずーっとずーっと、数百年単位で寝ていたそうだ。だけど父さんと母さんが死んで、祀家の人間が残り一名になって流石に叩き起こされたってことらしい。御家断絶ともなれば奉られることで存在を保っている神様にとっては命の危機だ。
そんなこんなで、保護者の必要な子供一人と信じてくれる人間が必要な神様一人、肩を寄せ合って温泉屋をやっている。
神様が鼻歌歌いながら風呂掃除なんてしてて良いのかと思うんだけど、兄貴は領地が萎びた山一つじゃあどうともねえ、なんて言っていた。火を噴かせることも出来なくはないが、しばらく(神様にとっては数百年なんてこの程度ってことだ)山を放っておいたせいで煤が詰まっているそうな。
だったら雷は、と訊いてみたこともあるけど、こっちは操れるだけで別に作り出すことは出来ないらしい。大神様に喧嘩を売りに行ったときに使ったきりだ、とかなんとかで兄貴と来たら本当に神様なのか大いに怪しいお姿なのだった。



ニア(成人姿)がちっこいシモンの面倒を見てくれてたことがあったり、今もニア(少女姿)が番台に代わりに入ってくれてその間に宿題してたり、とかそんな神様の世界に片足突っ込んでるシモン君の話。
兄貴はロージェノムに喧嘩売って怒られて呪いをもらったんで、どこの家にも引き取ってもらえなかったのをシモンの家だけが受け入れてくれたよという立場だそうな。
で、シモンの家の人で呪いを頭割りしてるから家の人数が少なくなる程呪いが濃くなる→両親死亡でシモン大ピンチなので守りに起きてきました。
らしいけどそんな話延々書いてどうすんだ、パロディでもなんでもねえぞって気づいて書くの止めたのでここで説明してみました(長い)。

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